デュワーズは1846年にスコットランドのパースでジョン・デュワーが創業したブレンデッド・スコッチウイスキーのブランドです。5つの蒸溜所を運営しているジョン・デュワー&サンズ社で製造販売されており、1998年以降はバカルディ社がオーナーとなっています。
樽で熟成させたモルトウイスキーとグレンーンウイスキーをブレンドした後、さらに樽で熟成させる「ダブルエイジング製法」によってバランス良く調和したなめらかさを追求。初代マスターブレンダーであるA.J.キャメロンが先駆けとなり、150年以上にわたりその製法で作られています。
デュワーズの主要商品である「ホワイト・ラベル」はアメリカで一番売れているブレンデッド・スコッチウイスキーだと言われており、柔らかなはちみつとバニラ、花の香りが特徴的です。また、ブレンデッド・スコッチウイスキーブランドとして世界で最も多くの賞を受賞しており、これまでに1000以上の受賞経歴があります。
デュワーズは「ハイボールの起源」と言われており、その始まりは1892年にジョン・デュワーの息子トミーが世界26カ国の旅の途中でニューヨークを訪れていた時でした。
トミーは仲間と飲みにとあるサロンに入りウイスキー(ball)を注文したところ、とても小さなグラスで出てきたため、彼はバーテンダーに背の高いグラスに入れた「ハイボール(high balls)」で出してもらうようにお願いしました。それがニューヨークで生まれた最初のハイボールだと言われています。
ハイボールの起源についての話は他にもいくつか存在してたのですが、ある新聞でトミーの話が支持されたことで、1902年にデュワーズが「ハイボール」の商標を取得するに至りました。
デュワーズの現在7代目のマスターブレンダーは、ステファニー・マクラウドという女性が務めています。彼女は元々は品質管理チームの一員として1998年にデュワーズで働くようになり、2006年にわずか十年以内で女性初のマスターブレンダーとしての職位につきました。
約四半世紀近くデュワーズの生産に携わっていた経験を活かし、2019年に4段階熟成プロセスを取り入れた「ダブルダブルシリーズ」を発売しました。
これまでのダブルエイジング製法である熟成後のウイスキーをブレンドして再び熟成させた後に、さらにモルトとグレーンウイスキーをブレンドして熟成させ、熟成年数ごとに違う樽で仕上げにもう一度熟成させるという4段階の熟成工程により、究極のなめらかさを実現しています。
ダブルダブルシリーズの32年は2020年のインターナショナル・ウイスキー・コンペティションで最高峰の「ウイスキー・オブ・ザ・イヤー」を受賞。同シリーズの27年もブレンデッドスコッチ部門で銀賞を受賞しています。
そしてステファニー・マクラウドはこの大会で2年連続「マスターブレンダー・オブ・ザ・イヤー」を受賞しており、女性初の受賞者でありながら世界的にその実力が認められています。
120年も前の初代マスターブレンダーであるA.J.キャメロンにより初めて作られた、デュワーズを象徴するラベルです。ダブルエイジング製法によりなめらかで爽やかな味わいは、ハイボールに最高なウイスキーだと多くのバーテンダーが支持しています。
はちみつ、桃、りんご、木や干し草の香りに、ミディアムボディでバニラやトフィー、はちみつの甘さにスモーキーさとオークを感じる風味が特徴。後味は干し草とはちみつの甘味が心地よく続きます。
グラフ |
ライト
リッチ
フルーティー
スモーキー
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風味 |
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飲み方 |
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アルコール度数 | 40% |
熟成年数 | ノンエイジ |
4
スモーキーな風味を感じながらも飲みやすくてとてもスッキリしたハイボールができる。
冷凍庫でキンキンに冷やして、神戸ハイボールスタイルで楽しむのがとても美味しい。
ハイボール用としてコスパもよく常備しています。
角瓶等でハイボールを楽しんでいる方で、たまに違うハイボールが飲みたくなったら是非試してみてほしい。
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ホワイト・ラベルの後継として、そのブレンドをより長く12年間オーク樽で熟成させることで風味豊かに仕上げられた一品。
ジューシーな果実と濃厚でクリーミーなモルトが力強く、フローラルで、香ばしい大麦とアーモンド、はちみつの甘さがある香り。大麦モルトとバタートースト、はちみつとアニシードのスパイシーさのある味わいは香りとよく調和しています。長く続くスモーキーさに濃厚なモルトと甘さのある後味が特徴。
グラフ |
ライト
リッチ
フルーティー
スモーキー
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風味 |
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飲み方 |
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アルコール度数 | 40% |
熟成年数 | 12年 |
4
・香り
バニラのような甘い香りと、柑橘系の爽やかな香りが鼻の奥を刺激します。
・味わい
樽香、りんご、はちみつの甘さが感じられ華やかな印象を受けます。
加水すると香りがグンと立ち、ハイボールは絶品です。
・総評
ホワイトラベルと比較すると、華やかさが格段と増した印象です。
飲みやすさは個人的にピカイチで、コスパ面も優秀な一本だと思います。
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ホワイト・ラベルのブレンドを18年間熟成させた、風味あふれる贅沢な味わいのウイスキー。2012年に蒸留酒の国際大会で金賞を受賞するなど世界中でその味が認められています。
クローブの効いた干し草のようなすっきりした香りに、オートミールの焼き菓子にピートのスモーキーさを感じる味わい、ビスケットと刈りたての草のような後味があります。
グラフ |
ライト
リッチ
フルーティー
スモーキー
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風味 |
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飲み方 |
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アルコール度数 | 40% |
熟成年数 | 18年 |
4
・香り カラメル風味のような甘さを感じ、クリーミィ感があります。
・味わい 甘さを感じますが、飲みやすく後口は意外にすっきりしています。
・総合評価 アルコールとは思えないほど、とにかく飲みやすいです。特に冷やしたときの真価を発揮するウイスキーだと思いました。
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別名「ザ・モナーク(王者)」と呼ばれるデュワーズは15年間シェリー樽で熟成されたもので、より甘くライトでとりわけなめらかな味わい。
スパイシーなシェリーとナッツ、りんごの皮のバランスの取れた香りに、油っぽいくるみに新鮮なモルト、白ブドウ、バニラトフィーの風味が特徴。より甘く草っぽいドライフルーツの後味があります。
グラフ |
ライト
リッチ
フルーティー
スモーキー
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風味 |
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飲み方 |
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アルコール度数 | 40% |
熟成年数 | 15年 |
3
・香り
ホワイトラベルと比べると柔らかな甘さが感じられ、ほどよいフルーティーさも感じられます。
・味わい
ノンエイジのものと比べると、はちみつのような甘さが感じられます。15年熟成されただけあり、薄い琥珀色ですがボディはやや重めで、玄人向けと感じます。
・総評
個人的には、水割りで加水するのがおすすめです。写真はハイボールですが、甘い香りがやや薄くなり炭酸の爽快感でリッチな味わいが消えてしまう気がします。水割りの方が、甘さが引き立ち、普段飲むホワイトラベルとの差が現れると思います。
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最低でも25年以上と最も長く熟成されており、ロイヤル・ブラックラの樽で仕上げられた通常のシリーズの中では最も貴重なウイスキー。
はちみつ、ドライピール、香ばしいオーク、煮たあんずの香りに、ビスケットとレッドベリーの甘さ、サンダルウッド、トフィー、糖蜜の風味が特徴。クリスマススパイスと果実、ミントの後味があります。
容量 | 750ml |
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アルコール度数 | 40% |
熟成年数 | 25年 |
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デュワーズの最も貴重なウイスキーと、スコットランド中の珍しいウイスキーをブレンドさせた一品。メインにはアバフェルディ蒸溜所の27年もののシングルモルトが使われており、他のウイスキーと調合した後にオーク樽で仕上げられています。
この第二の熟成によって素晴らしく融合されたウイスキーは、よりなめらかでクリーミーな味わいが特徴です。
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商品画像 |
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商品名 |
デュワーズ ホワイト・ラベル
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デュワーズ 12年
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デュワーズ 18年
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デュワーズ 15年
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デュワーズ 25年
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デュワーズ シグネチャー
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デュワーズ ハイランダー ハニー
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最安値 |
¥580〜
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¥2,530〜
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¥7,480〜
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¥5,789〜
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¥20,772〜
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評価・評判 |
3.3
ライト
リッチ
フルーティー
スモーキー
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3
ライト
リッチ
フルーティー
スモーキー
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4
ライト
リッチ
フルーティー
スモーキー
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3.3
ライト
リッチ
フルーティー
スモーキー
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(-)
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(-)
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(-)
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風味 | ライト, フルーティー | はちみつ, フルーティー, バニラ, ライト | はちみつ, スウィート, ウッディー, リッチ | はちみつ, フルーティー, バニラ, リッチ | - | - | - |
飲み方 | ハイボール | ハイボール | ロック, 水割り | ロック, 水割り | - | - | - |
容量 | 200ml 700ml 1750ml 9600ml | 700ml | 700ml 750ml | 750ml | 750ml | 700ml 750ml | 1000ml |
アルコール度数 | 40% | 40% | 40% | 40% | 40% | 40% | 40% |
熟成年数 | ノンエイジ | 12年 | 18年 | 15年 | 25年 | ノンエイジ | ノンエイジ |
商品リンク |
デュワーズのブランドは1846年にスコットランドのパースで蒸溜酒の商売をしていたジョン・デュワーによって立ち上げられました。彼は当時では珍しくボトルに自身の名前を載せたブレンデッド・ウイスキーを販売しており、スコットランド中のバーやホテルに供給していました。
1871年にまだ十代だった息子のアレクサンダーも一緒に働くようになり、1880年にジョンが亡くなった後24歳で商売を引き継ぎました。もう一人の息子である弟のトーマス(トミー)は1884年にビジネスに参加し、ロンドン市場への参入を始め瞬く間に広がっていきました。
1891年にデュワーズはアメリカ市場に参入し、そのウイスキーがホワイトハウスの当時のベンジャミン・ハリソン大統領に贈られました。しかしアメリカの蒸溜者たちは自分たちのウイスキーが支持されていないとして、大統領が批判されることとなりました。
1893年にデュワーズはエリザベス女王よりロイヤルワラント(王室御用達)の称号を授けられました。さらに1902年にトミー・デュワーズがエドワード6世よりナイトの勲章を与えられました。トミーはデュワーズのブランドを広めるため2年間世界中を旅し、「ランブル・ラウンド・ザ・グローブ」とい旅行記を出版する著者でもありました。
デュワーズブランドの需要が高まったことで、1898年にアレクサンダーとトミーはアバフェルディ蒸溜所を建設しました。翌年1899年にダブルエイジング製法を導入した初代マスターブレンダーのA.J.キャメロンによって、ブランドを象徴する「ホワイト・ラベル」が誕生しました。
世界大戦と禁酒法後の1925年に、後の世界最大の酒造会社であるディアジオ社となるディスティラーズ・カンパニー・リミテッド社と合併し、1998年にバカルディ社に売却されました。2006年にステファニー・マクラウドが女性初で7代目のマスターブレンダーに就任し、新たな製法の開発で大きな成功を遂げています。
そして現在、発売から120年経った「ホワイト・ラベル」は、ブレンデッド・スコッチウイスキーを代表する商品として世界中で今でも支持されています。
銘柄名 |
デュワーズ Dewar's |
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会社 | バカルディ |
銘柄URL | 公式ページ |
産地による分類 | スコッチ・ウイスキー |