ウシュクベ- ウイスキーの日

ウシュクベってどんな銘柄?

ウシュクベは225年以上の歴史がある、スコットランドのハイランド地方で生産されるウイスキーです。一般にはあまり知られていませんが「ウシュクベ」というブランド名はウイスキーの語源となるゲール語「Uisge-beatha(命の水)」からきています。1877年に正式に商標登録されて以来、ウシュクベは現存のウイスキーの中で最も古い歴史を持つブランドの一つでもあります。

ウシュクベの製造が開始された、1768年から1842年にかけては「ロス&キャメロン社」によってシングルモルトとして作られていました。それからしばらく家族経営が続きますが、1926年に「ウィリアムグリゴール&サンズ社」が買収してからは、​複数の蒸溜所で作られたモルトウイスキーのみを混合したヴァテッドモルトとなって販売されました。

現在、ウシュクベの製造と販売は「コバルトブランズ社」が行っています。

一流のブレンド技術

ウシュクベでは、シングルモルトを高く評価しており、現在販売している4つのスコッチウイスキーすべてに使用しています。シングルモルトを使用することで、マスターブレンダーは毎年、複雑で安定したブレンドを生み出すことができるのです。

また、歴代のマスターブレンダーたちは、ウシュクベのブレンドの秘密を固く守り抜きながら、世代から世代へと知恵を受け継いできました。現在のマスターブレンダーのスチュワート・レインとトム・エイキンも一流の蒸留所から、最高品質のシングルモルトを選び抜き、巧みにブレンドしてウイスキーを少量生産で作り上げています。


数々の受賞歴がある評価の高いウイスキー

ウシュクベの「オールドレア」と「リザーブ」、「ウシュクベ15年」は、数々の賞を受賞しています。「オールドレア」に関しては、リチャード・ニクソン大統領(1969年)、ジョージ・W・ブッシュ大統領(1989年)の大統領就任式祝賀会でも振る舞われたことのある、評価の高いウイスキーです。

スコットランドの詩人の代表作に登場

スコットランドの有名な詩人、ロバート・バーンズの代表作「タム・オ・シャンター」に「ウシュクベ」が登場します。スコットランドの魔女伝説に取材した、この詩の中で「ウシュクベさえあれば、悪魔もなにするものぞ」という一文が記載されています。バーンズは日本でも有名な歌唱「蛍の光」の原曲を作った人物です。

ウシュクベの商品一覧

最低15年熟成された最高級のハイランドシングルモルトと、20年熟成させたシングルモルトを組み合わせたウイスキーです。ヨーロピアンオーク、シェリー樽で熟成。焦がしたスパイス、アップルタルト、バニラビーンズの香りがあり、大胆で甘いノートを添えた革と木のフィニッシュが特徴的です。

容量 700ml
アルコール度数 43%
熟成年数 15年

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16、17、18年熟成の50%以上のシングルモルトと、最高級のグレインウイスキーをブレンドした珍しいウイスキー。ヨーロピアンオーク、シェリー樽で熟成させています。甘い蜜やシェリーの香り、アロマチックなコーヒー。仄かなアニスとナツメグの様なスパイシーな香りがあります。スムースな口当たりで、少しスモーキーな味わいが広がり、長い余韻の中にスパイシーさが感じられるのが特徴です。

グラフ
ライト
リッチ
フルーティー
スモーキー
風味
    スモーキー, 麦芽, ライト
飲み方
    ストレート
アルコール度数 43%
熟成年数 ノンエイジ

4 香り
フルーティや華やかさこそありませんが、ほんのすこし麦芽の香りがします。

味わい
口にふくむとそのまろやかさが印象的です。時間の経過とともに、麦芽の香りになりかなりドライな口当たりになるウィスキーならではの楽しみがある商品です。

総合評価
グラスに注いだ時の色合いがとても美しいことで有名です。ラベルにまつわる話など話題も多いです。飲み方はストレートがおすすめです。ウィスキーグラスに注ぐことで色あいや香りを楽しめます。

なかなか - ウイスキーの日
なかなか
2021.06.29

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27年以上熟成させたモルト原酒を中心にブレンドしたウイスキー。陶器のボトルに入っており高級感を感じさせます。85%のモルトと15%のグレーンをシェリー樽で18カ月マリッジ。やや甘口ですが非常にまろやかで飲み口が良いウイスキーです。

グラフ
ライト
リッチ
フルーティー
スモーキー
風味
    はちみつ, スウィート, スモーキー, バニラ, 麦芽, ナッツ, ライト
飲み方
    ストレート, ロック
アルコール度数 43%
熟成年数 ノンエイジ

2 ・香り
ツンと鼻を刺激する香りと、植物感が感じられる芳醇な香りがします。


・味わい
スムースでモルトをしっかり感じます。
フィニッシュはピート香が広がり、芯の通ったような印象を受けました。


・総評
ストーンフラゴンのボトルは、昔のウイスキージョッキをイメージして作られているそうです。歴史があり、長く伝統を守り続けただけあり、味わいはどしっと重さを感じます。

ノッテン - ウイスキーの日
ノッテン
2021.06.05

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オークのシェリー樽で15年から20年間熟成させたモルトウイスキーのみをブレンドした、ピュアモルトウイスキー。グレーンウイスキーを一切加えない絶妙なブレンドによるハーモニーが極上な味わいを醸し出しています。

アプリコットや熟した果実、パイナップルやレーズンキャラメルやモルトの香ばしい香りと ナツメグの様なスパイシーな香りがあります。スムースな口当たりで バランスが良く、スパイシーさと調和した甘い香りが最後まで続き、長い余韻が特徴です。

容量 700ml
アルコール度数 43%
熟成年数 15年

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10年から20年熟成させた18種類の原酒をブレンドしたウイスキー。名称の「アン・アルド・リ」とはゲール語で「偉大な王」を意味しています。インチガワー、ベンリネス、クレイゲラキー、グレンゴイン、ダルユーイン、ブレアソール、オスロスクなどの18種類のモルトを使用。グレーンウイスキーを一切加えずに、カスクストレングス、アンチルフィルタードでボトリングしています。

たばこやなめし皮の妖艶な香りと甘いフルーツの香りに、シナモンのスパイスさやナッツの香ばしさが調和。はっきりとした香りと強い味わいで濃厚な飲み応えがあるウイスキーです。

容量 700ml
アルコール度数 57.1%
熟成年数 ノンエイジ

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ウシュクベの商品比較表

商品画像
ウシュクベ 15年 - ウイスキーの日
ウシュクベ リザーブ - ウイスキーの日
ウシュクベ ストーンフラゴン - ウイスキーの日
ウシュクベ 15年 ピュアモルト - ウイスキーの日
ウシュクベ ブルーフラゴン - ウイスキーの日
商品名
ウシュクベ 15年
ウシュクベ リザーブ
ウシュクベ ストーンフラゴン
ウシュクベ 15年 ピュアモルト
ウシュクベ ブルーフラゴン
最安値
-
¥5,498〜
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¥2,198〜
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-
-
評価・評判
5
4
ライト
リッチ
フルーティー
スモーキー
2.5
ライト
リッチ
フルーティー
スモーキー
4
(-)
風味 - スモーキー, 麦芽, ライト はちみつ, スウィート, スモーキー, バニラ, 麦芽, ナッツ, ライト - -
飲み方 - ストレート ストレート, ロック - -
容量 700ml 700ml 750ml 50ml 700ml 750ml 700ml 700ml
アルコール度数 43% 43% 43% 43% 57.1%
熟成年数 15年 ノンエイジ ノンエイジ 15年 ノンエイジ
商品リンク

ウシュクベの歴史

ウシュクベは長い歴史を持つウイスキーです。1768年に「ロス&キャメロン社」からシングルモルトウイスキーとしてウシュクベはリリースされます。その後、1876年にウシュクベが正式に製品登録。しばらく家族経営が続きますが1926年に、「ウィリアムグリゴール&サンズ」に譲渡されました。



1969年にはアメリカの「トゥェルブ・ストーン・フラゴンズ社」のオーナー、スタンリー・スタンキヴィッツが商標権を買収。同年「ウシュクベ ストーンフラゴン」がアメリカでも販売されるようになります。

1990年代になるとウシュクベの需要は急速に拡大。増加に対応するため、ブレンディング契約を「ダグラス・レイン社」から大量生産が可能な「ホワイト&マッカイ社」へと切り替えました。

2001年、スタンキヴィッツが2001年に亡くなるとレシピは新しいブレンダーに引き継がれます。グローバル戦略がうまくいかず、ウシュクベは一時生産を中止しました。

2005年、アメリカ・ニュージャージー州の「コバルトブランド社」がウシュクベのレシピと商標を取得。「ダグラス・レイン社」と再契約し、2009年にウシュクベを再発売しました。

そして、現在ウシュクベは全世界で販売されています。

ウシュクベの年表

ウシュクベの基本情報

銘柄名

ウシュクベ

USQUAEBACH

会社 コバルト・ブランズ
産地による分類 スコッチ・ウイスキー
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