ク・デューは、2008年に発売されたスコットランドのハイランド地方で作られるシングルモルトウイスキーです。デンマークのスピリッツ販売会社Mac Y社が独占的に、スペイサイド蒸留所で製造しています。
ク・デューは、1990年代半ばにマノックモア蒸留所で製造されたウイスキー「ロッホドゥー(Lochdhu))」にインスパイアを受け製造されました。独特の黒い色をした熟成年数を指定しないNASシングルモルトです。深く焦がしたオーク樽で10年間熟成させて製造されたロッホドゥーと異なるのは、ク・デューは黒い色合いを出すためにスピリッツのキャラメルを多く使用しています。そのため、バニラ、甘草、タバコなどのソフトな香りがします。モルトの風味が豊かで、ストレートでもロックでも楽しめる一本です。
ク・デュー(Cú Dhub)という名前は、ゲール語で「黒い犬」を意味します。これは、ハイランド地方に伝わる、「ゲイックの森(The Forest of Gaick)」の伝説に由来しています。
その昔、夜になると魔女に変身する、ラガンの妻という女性がこの森を歩き回り、無防備な犠牲者を殺していました。ある日、彼女が森で出会った狩人を殺そうとすると、主人を守ろうとした2匹の黒い犬に襲われるという逸話です。ラベルにはこの黒い犬をイメージした絵が描かれています。
商品画像 |
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商品名 |
ク・デュー ブラックウイスキー
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最安値 |
-
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評価・評判 |
(-)
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風味 | - |
飲み方 | - |
容量 | 700ml |
アルコール度数 | 40% |
熟成年数 | ノンエイジ |
商品リンク |
スペイサイド蒸留所は、スコットランドのスペイサイド地域のキンガスジーという村にある小さな蒸留所です。
1950年代にジョージ・クリスティが、シングルモルト蒸溜所の設立を目指し、所有していたストラスモア・グレーンウイスキー蒸留所の株式を売却して土地を購入することから、その歴史は始まります。
蒸留所は、1700年代に建てられた大麦工場を改装して設立されました。1965年から25年の年月をかけて改築され、1990年に生産を開始、1993年に貯蔵庫で3年間熟成させた、最初のシングルモルトを販売されました。
2012年にハービーズ・オブ・エジンバラ社が、スペイサイド蒸溜所のオーナーになりました。現在生産しているのは、シングルモルト「SPEY」、「BEINN DUBH」、「BYRON'S GIN」です。
蒸溜所にはロッホサイド蒸留所に設置されていた、2基のスチルを新しい環境に合うようにサイズダウンしたものを使用しています。ウイスキーづくりは、発酵と蒸留に時間をかけてゆったりとしたペースで行われています。小規模ですが、蒸留所は年間60万リットルのアルコールを生産しています。
蒸留所の水源は、スコットランド随一の急流として知られるスペイ川の支流であるトロミー川の水を使用しています。この地域は、花崗岩の山々から北海に向けて広がる肥沃な土地であり、大麦が主要農作物として収穫されます。
スペイサイド蒸留所は、BBCスコットランドのテレビドラマシリーズ、「モナークオブザグレン(Monarch of the Glen)」のシーズン5で、架空のラガンモア蒸留所として登場しました。このドラマシリーズは、イギリスで850万人の視聴者を魅了し、アメリカやカナダ、オーストラリアなどを含む世界24カ国で放送されました。
銘柄名 |
ク・デュー Cu Dhub |
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会社 | Mac Y |
銘柄URL | 公式ページ |
蒸溜所 | スペイサイド蒸留所 |
産地による分類 | スコッチ・ウイスキー |