ラガヴーリンは、スコットランド アイラ島南岸ラガヴーリン蒸溜所で造られるシングルモルト。200年以上の長い歴史を持つ蒸溜所が造るウイスキーで、ピーティでスモーキーなパワフルな個性と、長期熟成によるフルーティで芳醇な香味を持つアイラモルトの決定版と言われています。
その個性的な味わいは、ヘビリーピーテッド(38ppm)に仕上げられた麦芽をアイラモルトの中でも最も長い時間をかけて蒸留し、潮風と海の影響を受けながら熟成することで育まれます。
スタンダードの16年熟成は、熟成により特徴的な個性が一層際立つ芳醇な味わい。限定品には、8年熟成、9年熟成、12年熟成のカスクストレングス、ディスティラーズエディション等があります。
ラガヴーリンとはゲール語で lag(窪地、小さな谷間)+ mhuilinn(水車小屋) を合成した “水車小屋のある窪地” を意味します。ラガヴーリン村には今も水車小屋のひき臼の石が残り、窪地であることから湿度が高く、ラガヴーリン独特のゆっくりとした熟成に影響を与えています。
アイラ島のピートは海藻を豊富に含むため、ピーテッド麦芽には塩の香りや海藻の風味(ヨード香)が強く残ります。仕込み水は丘陵地から泥炭(ピート)層を通って流れる柔らかい水。熟成樽には、蒸溜所周辺の潮風や海藻、鮮魚のアロマが取り込まれます。
塩味が強くピートの香りで包まれたスピリッツは、ゆっくりと樽熟成することで海の香りや甘みと深みが引き出されたフルボディのアイラモルトに仕上がります。
1890年ラガヴーリンをキーモルトに使用したブレンデッド・スコッチ・ウイスキー ホワイトホースが誕生。ラガヴーリン蒸溜所でウイスキー造りを学び、経営者となったピーター・マッキーが立ち上げた世界的に有名なブランドで、世界100ヵ国以上で販売されています。
ラガヴーリンの他、スペイサイドモルトなど、30種類以上のモルト原酒やグレーン原酒を使用。アイラモルトであるラガヴーリンがキーモルトとして重要な役割を務め、ほのかなスモーキーさとフルーティな甘みのバランスが良い味わいです。特に日本市場専売品となるホワイトホース12年は飲みやすいブレンドとして人気があります。
スタンダード商品。オーク樽で最低16年熟成。1988年シングルモルトブームのきっかけと言われるクラシック・モルト・シリーズのアイラモルト代表となりました。
深い琥珀色がかったゴールド。ヨードと海藻を伴うピートのスモーキーさのある深く甘い香りと味わい。ややウッディな海と塩のニュアンスが続く。フィニッシュにも海藻と塩を感じ、上品なピート香に満ちた余韻が長く続く。
グラフ |
ライト
リッチ
フルーティー
スモーキー
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風味 |
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飲み方 |
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アルコール度数 | 43% |
熟成年数 | 16年 |
5 ガツンとくるスモーキーさが癖になる
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2016年、創業200周年記念に限定発売。好評を受け、2018年スタンダード商品として発売。
ミルクチョコやレモン、チェリーのコンポートからバニラの甘い香りが広がる。スモーキーさは抑え目で、焦がしたオークや潮っぽさ、スパイス感が重なり合う深い味わい。ラガヴーリンの味わいを余すことなく表現。
グラフ |
ライト
リッチ
フルーティー
スモーキー
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風味 |
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飲み方 |
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アルコール度数 | 48% |
熟成年数 | ノンエイジ |
3 酸っぱいりんごの香りが淡く、春のイメージがする。でも口の中に入ると急に夏の情熱がくる。ナッツのカリカリな甘みがちょっと攻撃的。後味がタバコの匂いと共に胃から帰る。
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ラガヴーリン ディスティラーズエディションとして発売されている限定品。
グラフ |
ライト
リッチ
フルーティー
スモーキー
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風味 |
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飲み方 |
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アルコール度数 | 43% |
熟成年数 | ノンエイジ |
3
・香り
スモーキーさは16年にも引けず劣らず。レーズンの様なフルーティーな香りも微かに感じます。
・味わい
絡みつく様な舌触りで、キャラメルの様な甘味、ラズベリーの様な爽やかな味わいも少し感じます。
・総合評価
極端で乱暴な話、スタンダードな16年をフルーティーに甘くした様な感じです。ただ、スモーキーさは損なわれておらず、フルーティーな甘さとスモーキな香りがハイレベルでマッチングしています。
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アメリカの大ヒットテレビドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」とオーナーであるディアジオ社のコラボレーションによる限定品。ボトルには、作中で最も裕福と言われている「ラニスター家」の紋章である獅子があしらわれている。ラガヴーリンのマスターブレンダーが作った強さと優雅さを兼ね備えたウィスキー。
ラガヴーリン独特の甘くスモーキーなフレーバーと複雑な香り。焦がしたバナナ、濃厚なバニラ香、マシュマロが広がり、軽やかでドライな余韻へと続く。
グラフ |
ライト
リッチ
フルーティー
スモーキー
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風味 |
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飲み方 |
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アルコール度数 | 46% |
熟成年数 | 9年 |
3 ラガヴーリン8年のエッジィさを少し軽くしたクリーンで飲みやすい味わい。潮ぽっさとキャラメライズされたバナナの様な甘味が個性的。ピート感が楽しめるドライな余韻。ゲームオブスローンズのラニスター家推し。
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2002年11月初リリースの限定品。12年熟成。ノンフィルター。カスクストレングス(タルのままの強さという意味。樽からそのままボトリングされたウイスキー。)アルコール度数57%。
力強いピート香とヨード香。松ヤニや乾いた草、ほのかに乳酸系の酸味を感じる。 口当たりはオイリーで、塩水のコクがあり、すぐにパワフルで荒さのある松の樹皮やピートフレーバーが表れる。スモーキーさが強く、少し焦げたような樽香に、海辺に生える松を連想する香りで、ドライなフィニッシュ。
グラフ |
ライト
リッチ
フルーティー
スモーキー
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風味 |
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飲み方 |
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アルコール度数 | 57.8% |
熟成年数 | 12年 |
3
クセが強くストレート、ロックの場合は後味が尾を引く。
開封したてより、しばらく置いた方が旨く感じる。
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1998年初リリースの限定品。スタンダードと同等の熟成後、極甘口のペドロ・ヒメネス(シェリーの一種)樽で仕上げ熟成したダブルマチュアード。ラガヴーリンの鮮烈で豊かなキャラクターに、天日干しの葡萄から造られたシェリーのレーズンの甘みがアクセントと深みを加えた逸品。
鮮烈なピートとバニラ。レーズンの甘みがスモーキーさを和らげる。ヨードのエッジの立ったピーティさとしゃきっとしたローステッドモルトの香り。豊かなフルボディで、
甘美な味わいとクリアな草のようなモルトの味わい。ピーティでスモーキー。塩味の後に微かなフルーティさを伴うコーヒー、バニラが広がる。余韻はとても長く、フルーツ、ピート、そしてオークの香りが続く。
容量 | 700ml |
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アルコール度数 | 43% |
熟成年数 | ノンエイジ |
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商品画像 |
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商品名 |
ラガヴーリン 16年
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ラガヴーリン 8年
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ラガヴーリン ダブルマチュアード
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ラガヴーリン 9年
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ラガヴーリン 12年
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ラガヴーリン ディスティラーズエディション
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最安値 |
¥9,790〜
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¥6,480〜
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¥17,200〜
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¥23,400〜
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-
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¥22,000〜
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評価・評判 |
4.7
ライト
リッチ
フルーティー
スモーキー
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3.7
ライト
リッチ
フルーティー
スモーキー
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3
ライト
リッチ
フルーティー
スモーキー
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3
ライト
リッチ
フルーティー
スモーキー
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4
ライト
リッチ
フルーティー
スモーキー
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(-)
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風味 | スモーキー, ピート, ヨード, リッチ | ピート, スモーキー | スウィート, スモーキー, タバコ, 薬品, ピート, ワイニー | スウィート, スモーキー, バニラ, ピート, リッチ | フルーティー, フローラル, スモーキー, バニラ, ヨード, ピート | - |
飲み方 | ストレート | ストレート, ロック | ストレート | ストレート, ロック, 水割り | ストレート, ロック, ハイボール | - |
容量 | 700ml 750ml | 700ml 4200ml | 700ml 1000ml | 700ml | 700ml 4200ml | 700ml |
アルコール度数 | 43% | 48% | 43% | 46% | 57.8% | 43% |
熟成年数 | 16年 | ノンエイジ | ノンエイジ | 9年 | 12年 | ノンエイジ |
商品リンク |
1816年創業。スコットランド最古の蒸溜所の一つであるラガヴーリン蒸溜所。シングルモルト生産地の中でも偉大な地域であるアイラ島の南部ラガヴーリン湾に面した美しい蒸溜所です。
蒸溜所の仕込み水には、標高200mのソラン湖から泥炭層を通って流れる柔らかな水を使用。ウイスキーに独特の味わいを与えます。海藻を豊富に含むピートで燻した麦芽には塩の香りや海藻の風味(ヨード香)が強く残ります。熟成樽には、蒸溜所周辺の潮風や海藻、鮮魚のアロマが取り込まれています。
現在、年間生産量140万リットル。98%をシングルモルト造りに、2%をブレンデッド原酒として販売しています。
ラガヴーリン蒸留所のモルトは、島南部にあるポートエレン蒸留所(閉鎖中)裏のポートエレン製麦所に1974年からモルティング(=製麦。穀物を発芽させ、糖化酵素を作る工程)を依頼しています。現在、アイラの蒸留所はすべてポートエレンのモルトを使用。蒸留所の仕様に沿ってガス乾燥後、アイラ産ピートで乾燥し、それぞれに適量のピート香が加えられます。 ラガヴーリンは、アイラウイスキーの中でも特にピート香が強く、スモーキーさに深みがあります。
蒸留所では、モルトから均一な粒度のグリスト(粉末状のモルト)を製造します。 ソラン湖の仕込み水とグリストを、直径5メートル、容量4.3トンのマッシュタン(モルトの糖化槽)の中で、攪拌機によってゆっくりとミックス。この工程は、水の交換も含めて全部で3回繰り返され、終了までに約5時間かかります。
昔ながらの木製ウォッシュバック(発酵槽)は10基。それぞれ21,000リットルの麦汁にイーストを加え発酵させます。 発酵には55時間をかけ、アルコール度数9%のウォッシュ(発酵終了したもろみ)を醸造します。
4基あるスチルは独特のオニオン型。2基のウォッシュスチル(初溜釜)で5時間、2基のスピリッツスチル(再溜釜)で9時間の、アイラモルトでは最長となる蒸留を行います。 スチルは比較的背が高く、斜めに緩やかに下がるラインアームを持っています。
蒸留を終えたスピリッツは、クリアで舌を焼くような風味が特徴となっています。舌触りをまろやかにし、味わいにリッチさを加えてラガヴーリンへと熟成させるには、16年の歳月が必要です。ラガヴーリンでは、バーボン樽とシェリー樽を使用し、それぞれの原酒を掛け合わせてボトリングしています。
蒸留所には、1962年に建設された伝統的な土床の3つの貯蔵庫(うち2棟は3階建て、1棟は1階建て)があります。海に近い貯蔵庫での熟成により、ラガヴーリンらしいヨード香が育まれます。
銘柄名 |
ラガヴーリン Lagavulin |
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会社 | ディアジオ |
銘柄URL | 公式ページ |
蒸溜所 | ラガヴーリン蒸留所 |
産地による分類 | スコッチ・ウイスキー |