ラーセニィ- ウイスキーの日

ラーセニィってどんな銘柄?

ラーセニィはアメリカのヘブンヒル蒸溜所で製造されているケンタッキー・ストレートバーボン・ウイスキーです。「オールド・フィッツジェラルド」という歴史あるウイスキーブランドの伝統のレシピとその伝説を引き継いで作られました。
通常のバーボン製造に使用される穀物には1番にトウモロコシ、次にライ麦が使用されますが、ラーセニィのウイスキーには2番目の穀物に小麦が使われています。ライ麦はスパイシーで辛口な風味を出しますが、小麦を多く使うことでより柔らかくまろやかな味わいなのが特徴です。

ラーセニィのパッケージには鍵のマークと「John E. Fitzgerald(ジョン・E・フィッツジェラルド) 」という文字が描かれており、ラーセニィのブランド背景を表現しています。

ラーセニィのブランド背景について

ラーセニィのラベルに描かれた鍵のマークはジョン・E・フィッツジェラルドという人物が持っていた鍵と彼の伝説がモチーフとされています。

19世紀後半、ジョン・E・フィッツジェラルドは酒税法を取り締まる役人として、ウイスキーを保管する倉庫の鍵を保有していました。
彼には良質なウイスキーを見分ける優れた能力があり、自身の権限を悪用して倉庫にある最高の樽から自分用にウイスキーを盗んでいました。彼が選り好みしていたウイスキー樽は不自然に軽くなっており、とりわけ口当たりの良いものばかりだったため「フィッツジェラルドの樽」と呼ばれていました。
1884年にフィッツジェラルドの名前を用いた「オールド・フィッツジェラルド」というウイスキーが作られ、有名なブランドとなりました。

ジョン・E・フィッツジェラルドのストーリーと彼が持っていた倉庫の鍵をモチーフにして、ラーセニィブランドが誕生しました。

ラーセニィの商品一覧

蒸溜のエキスパートによって厳選されたわずか100樽以下のウイスキーから生産され、6~12年の間熟成されてアルコール度数46%で瓶詰されています。どのウィーテッド・バーボンよりも多い25%の小麦が使用され、より柔らかくマイルドな仕上がりとなっています。

香り豊かなコーヒーとブリオッシュに杉とコリアンダーが混ざった香りに、バターコーン、黒蜜、ミートローフの風味にシナモンのスパイスが効いた味わい。胡椒っぽさからコーヒーの香ばしさと甘さのある後味が特徴です。

容量 750ml
アルコール度数 46%
熟成年数 ノンエイジ

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ラーセニィの商品比較表

商品画像
ラーセニィ スモールバッチ - ウイスキーの日
商品名
ラーセニィ スモールバッチ
最安値
-
評価・評判
(-)
風味 -
飲み方 -
容量 750ml
アルコール度数 46%
熟成年数 ノンエイジ
商品リンク

ラーセニィの歴史

1870年頃、ラーセニィのモチーフとなっている「オールド・フィッツジェラルド」のバーボンは、ケンタッキー州フランクフォート郊外にあるオールド・ジャッジ蒸溜所でジョン・E・フィッツジェラルドによって作られていたと言われています。

1884年にブランドが設立され、小麦が使われている格段に柔らかい特別なバーボンとして敏腕な蒸溜酒商人であるパピー・ヴァン・ウィンクルによって人気が広げられ、世界的に有名なバーボンブランドとしての地位を確立しました。 

幾度かのブランドオーナーの変遷後、1999年にヘブンヒル社がオールド・フィッツジェラルドのブランドを取得しました。

2012年にパピー・ヴァン・ウィンクルの孫娘であるサリー・ヴァン・ウィンクル・キャンベルが出版した本により、ジョン・E・フィッツジェラルドが蒸溜酒を製造していたわけではないと公表されました。彼は酒税法を取り締まる役人で、執務中に上質なウイスキーのみを厳選して盗んでおり、その樽の話をもとに「オールド・フィッツジェラルド」が作られたことが明らかになりました。

ジョン・E・フィッツジェラルドの隠された真実が明らかになった同年に、オールド・フィッツジェラルドの伝説と伝統的なレシピを受け継ぎ、ヘブンヒル社によってラーセニィブランドが設立されました。

ラーセニィの年表

ラーセニィの基本情報

銘柄名

ラーセニィ

LARCENY

会社 ヘヴン・ヒル
銘柄URL 公式ページ
産地による分類 バーボン・ウイスキー
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