ブッカーズはジムビームの6代目マスターディスティラーでジム・ビームの孫のブッカー・ノウによって作られたバーボンブランド。超希少な「スーパープレミアムバーボン」として認められた最初のバーボンのひとつであり、職人の手で少量生産され長期熟成されているクラフトバーボンです。
1992年にスモールバッチバーボンとして販売されたブッカーズは、樽出し、冷却濾過無しにこだわり、1本1本手作業で作られています。62.5%で樽詰めされたウイスキーは6年~8年の熟成後、水で薄めることなくそのまま瓶詰めされています。こだわりの熟成方法で樽から引き出された最も深く濃いバニラと心地よいオークの風味が特徴です。
ブッカーズのラベルに描かれている手書き文字は、1987年に家族や友人へのクリスマスギフトとして初めてブッカーズのウイスキーが作られた時に、ブッカー本人がラベルに書いたものを表しています。
職人が手作りで作ったバーボンのことを「クラフトバーボン」と呼ばれており、ブッカーズはクラフトバーボンというカテゴリーを作った生みの親だと言われています。
ブッカーズは加水せず、濾過せず、樽から出したそのままの蒸溜酒を瓶詰していた100年以上前のバーボンの製法を再現するために、発酵から蒸溜、熟成など全行程において厳選した原料を使って職人による手作業で作られています。最低6年以上じっくり熟成に時間をかけ、瓶詰めやラベル貼りなども機械を使わず人の手で丁寧に手間ひまかけて作られており、数量限定(スモールバッチ)で生産されています。
ビーム家代々に渡って継承されてきた職人技が集結して作られたウイスキーというのが、ブッカーズがクラフトバーボンと呼ばれる所以です。
ジムビームの「スモールバッチコレクション」のひとつとして発売されたブッカーズは、樽出しで冷却濾過がされておらず炭化されたオーク樽本来の味を楽しめます。元々はブッカー・ノウが家族や友人への贈り物として作られたバーボンで、1992年に一般販売されました。6~8年熟成され64%と強めのアルコール度数ですが、なめらかな味わいです。
オーク、革、キャラメルにフルーティーさを感じる複雑で力強い香りに、革、オーク、バニラ、スパイスのより濃厚な風味が特徴。チェリー、オーク、革の後味がとても長く続きます。
グラフ |
ライト
リッチ
フルーティー
スモーキー
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風味 |
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飲み方 |
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アルコール度数 | 64% |
熟成年数 | ノンエイジ |
5
・香り
この甘くて刺激ある香りはたまらないです!
・味わい
複雑なコクとフルーティな甘さが良い感じです。
後味の余韻もしっかりと残る感じなので、ロックで行きたいですね。
・総合評価
ブッカーズの強い味わいは、加水しても大きく変化しないので、
オールマイティな飲み方が楽しめます。
他のジムビームとは違う味わいなので、人気が多いブランドです。
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商品画像 |
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商品名 |
ブッカーズ
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最安値 |
¥18,700〜
詳細を見る
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評価・評判 |
4.7
ライト
リッチ
フルーティー
スモーキー
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風味 | フルーティー, スパイシー, ウッディー, リッチ, スウィート, ボディ, チョコレート, はちみつ, バニラ |
飲み方 | ロック, ストレート, 水割り |
容量 | 700ml 750ml |
アルコール度数 | 64% |
熟成年数 | ノンエイジ |
商品リンク |
ジムビーム当初の蒸溜所は1795年に、ビーム家によってケンタッキー州クラモントに設立されました。当時はオールドタブという蒸溜所で同名のバーボンを製造していましたが、禁酒法前後のオーナーだったジム・ビームを由来に1943年にブランド名を「ジムビーム」に変更しました。
2013年に建てられた現在の蒸溜所では、225年の伝統に誇りを持った7代目のマスターディスティラーの技術とウイスキー作りに関わる自然環境の調和によって、世界一を自負しているウイスキーが作られています。
マッシュビルに使われる穀物は51%以上のトウモロコシにライ麦と小麦が混ぜられています。古いマッシュを混ぜることで一貫した品質を保つことができる「サワーマッシュ製法」で作られています。
バーボン作りに使われいている水は天然の石灰岩で浄化されたライムストーン水が使用されています。ライムストーン水はウイスキーの色と味に影響をあたえる鉄分が取り除かれ、カルシウムを豊富に含んでいることから、甘く黄金色のバーボンを作ることができます。
完成したマッシュビルは発酵槽に入れられ、イースト菌と砂糖を加えてアルコールを生成します。使われるサワーマッシュは1933年の禁酒法後の時代から変わらないイーストを使用。イーストを安全に確保するため、当時のオーナーであるジム・ビーム自身がイーストを容器に入れて毎週家に持ち帰っていました。そして85年経った現在でも彼のひ孫によって同じ方法でイーストが守られています。
発酵が終わったら、「蒸溜者のビール」とも知られる味も見た目も芳醇なビールのようなものが完成します。これを約19メートルの蒸留塔に移して約93度で熱してアルコールを蒸発させ、蒸発したアルコールを再び「ロウワイン」と呼ばれるアルコール度数62.5度の液体に戻します。それを再度蒸溜し、2度の蒸溜で完成した凝縮液はアルコール80%の「ハイワイン」となります。
熟成樽は木の種類だけでなく、炭化の度合によっても仕上がりの風味が大きく変わります。蒸溜されたハイワインは、最も濃いアリゲーターと呼ばれるレベル4の濃さで炭化させた新しいアメリカンオーク樽で熟成されます。そうすることで、糖分が木の中でカラメル化して渋みの素であるタンニンが少ない重厚な風味となります。
樽詰めしたあとは、丘の上にある風通しの良い倉庫で熟成させます。ケンタッキーの気候の変化により樽の木が膨張・収縮し、中のバーボンが樽の中に吸収されてカラメル化した糖分やオークの風味、美しい黄金色の色味が炭化した木から抽出されます。
この樽の「呼吸」によって一定量のバーボンが蒸発することを「天使の分け前」と呼び、熟成期間が長いほど「天使」への分け前が多くなります。
バーボン法の規定ではストレートバーボンは最低2年の熟成が必要ですが、ジムビームは4年熟成させることでより滑らかでまろやかなバーボンを作っています。
ビーム家がウイスキー作りを始めた18世紀の終わり頃、列車や蒸気船ができたことでバーボンの販売先を地元以外へと広げられるようになりました。しかし、バーボン市場の拡大に伴って生産者の間では樽不足という問題が発生していました。樽が足りないために蒸溜所では作ったバーボンを使い古しの魚や酢の樽を再利用し、臭いを消すために樽の内側を焦がしてウイスキーを入れるようになりました。それが炭化させたバーボン樽の起源と言われています。
そして、樽を炭化させることは他にもメリットがありました。蒸気船での輸送には時間がかかることで、その間に炭化した樽に吸収されたバーボンにカラメル化した糖分が抽出されて、素晴らしい風味と黄金色を作り出していました。その新しいウイスキーはケンタッキーから来たバーボンとして有名となり、後にアメリカの法律でバーボンの製造に炭化させた新しいホワイトオーク樽を使うことが規定されることとなりました。
銘柄名 |
ブッカーズ Booker's |
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会社 | ビーム サントリー |
銘柄URL | 公式ページ |
蒸溜所 | ジムビーム蒸留所 |
産地による分類 | バーボン・ウイスキー |