ファイティング コック- ウイスキーの日

ファイティング コックってどんな銘柄?

ファイティング コックはヘブンヒル蒸溜所で製造されているバーボンウイスキー。51.5%のパンチのある高いアルコール度数で、バーボン好きの人や中年世代向けの商品です。
比較的安価ながら値段以上の飲みごたえを楽しめます。元々は6年の熟成年数が記載されていましたが、2015年以降は年数表示がなくなりノンエイジとなりました。
4年未満は年数表示が規定されていますが、規定年数以上に熟成されたウイスキーがブレンドされています。

ファイティング コックは「闘鶏」という意味で、名前のインパクトもありながらユニークな宣伝広告によりアメリカではよく知られている銘柄です。ヘブンヒル蒸溜所ではラベルに描かれている闘鶏のイラストにちなんで、「キッキンチキン(蹴っている鶏)」とも呼ばれています。

ファイティング コックの闘争心

ファイティングコックはアルコール度数50%以上で重厚さが売りの「ワイルドターキー101」の直接的な競合商品として発売されました。ファイティング コックの名の如く競合よりもより安くより良い商品で勝負するため、$20(約2000円)以下で買える比較的安価な価格帯で販売され、ワイルドターキー101(アルコール度数50.5%)よりも1度高い103プルーフ(アルコール度数51.5%)で対抗しています。

ファイティング コックの熟成年数について

ファイティング コックは1970年代にヘブンヒル社によってブランドが設立されました。当初は熟成期間8年として発売されていましたが、数年後に熟成年数が6年に変更され、2015年にはついに年数表示がされなくなれました。
ヘブンヒル蒸溜所はバーボン熟成の将来的な供給への課題に対応するため、6年の熟成期間に縛られないようにラベルから熟成年数の表示をはずしました。現在のファイティング コックは4年近くのブレンドとなっていますが、アルコール度数は今までの強度を保っています。

バーボン業界のノンエイジ傾向について

近年のウイスキー業界では熟成年数を規定しないノンエイジ(NAS)商品が増えてきています。ノンエイジにすることで異なる熟成期間のウイスキーをブレンドできるので、生産数を増やすことができるからです。

ヘブンヒル蒸溜所ではファイティング コック以外にも、主要商品のひとつであるエライジャ・クレイグのスモールバッチ12年のラベルも年数表示を削除したものに変更しています。
ヘブンヒル蒸溜所の商品以外でもベリーオールドバートンやジム・ビームブラックなどがノンエイジとなっており、スコットランドでも同様の傾向が見られています。

ファイティング コックの商品一覧

2015年以前まで製造されてたファイティング コックで、51.5%の高いアルコール度数ながら6年間熟成されていることで滑らかな口当たりのバーボン。
すごく複雑な味わいがあるわけではないが、値段に対して価値ある商品です。

キャラメルとチョコレートの甘さからバニラとスパイスが混ざったタバコの香りに移り、スパイシーで木の風味とメープルシロップとカルダモンが混ざった柑橘系の味わいが特徴。油っぽくてスパイシーな後味が長く続きます。

容量 750ml
アルコール度数 51.5%
熟成年数 6年

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ファイティング コックは以前はラベルに熟成年数が記載されていましたが、現在は年数表記のないノンエイジのウイスキーとなっています。
アルコール度数はノンエイジ前のものと変わらず51.5%と高く、力強いフルボディな味わい。

クリーミーなバニラと煮込んだ果物、溶かしバターとオークの混ざったスパイシーな香りに、黒蜜やザラメのような甘味と濃厚なバタースコッチと杉の風味があります。甘い風味と対照的に胡椒の効いた辛めの短い後味があります。

容量 750ml
アルコール度数 52%
熟成年数 ノンエイジ

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ファイティング コックの商品比較表

商品画像
ファイティング コック 6年 - ウイスキーの日
ファイティング コック - ウイスキーの日
商品名
ファイティング コック 6年
ファイティング コック
最安値
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評価・評判
(-)
(-)
風味 - -
飲み方 - -
容量 750ml 750ml
アルコール度数 51.5% 52%
熟成年数 6年 ノンエイジ
商品リンク

ファイティング コックを作るヘヴンヒル蒸留所の特徴

ヘヴン・ヒル蒸留所は1935年に設立された、ケンタッキー州バーズタウンの郊外にある、歴史的な蒸留所です。アメリカの蒸留酒のトップ10サプライヤーの一つで、バーボンウイスキーの在庫量は世界第2位を誇ります。

バーズタウンには、9つ(ジムビームやメーカーズマーク、フォアローゼズなど)の蒸留所があり、バーボンのメッカとしても知られています。

多くの蒸留所が集まった背景には、自然に湧き出る純粋な石灰岩や、バーボンの主原料であるトウモロコシ、樽に使われるホワイトオークが豊富に生育していることが挙げられます。また、夏は暑く冬は寒いという気候もバーボン作りに理想的だったためです。


ヘヴン・ヒル独自の技術

ヘヴンヒル蒸溜所で生産されるバーボンの多くは、原料にトウモロコシを78%使用しているのが特徴です。さらに、蒸溜残液の上澄みを仕込み水に25%ほど加える「サワーマッシュ」製法を採用。この製法により糖化条件がよくなり、もろみに酸味が増し、スピリッツ全体の香味がよくなるといわれています。

このプロセスを経てできた原酒はチャコールフィルターによってろ過され、内側を焦がしたアメリカン・ホワイトオークの新樽で熟成。発酵や蒸留と同じく、独自の技術によってボトリングまでが行われます。

ボトラー(瓶詰め業者)向けの樽売りもしており、同社製造の原酒を購入したボトラーたちは、熟成年数やアルコール度数のさまざまなバーボンに仕立て上げ、独自のブランドで販売をしています。

ファイティング コックの基本情報

銘柄名

ファイティング コック

Fighting Cock

会社 ヘヴン・ヒル
銘柄URL 公式ページ
蒸溜所 ヘヴンヒル蒸留所
産地による分類 バーボン・ウイスキー
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