ホワイトマッカイはスコットランドで作られているブレンデッドウイスキーです。販売会社はブランド名にもなっている「ホワイト&マッカイ社」。1884年に設立された100年以上続く老舗のウイスキーメーカーです。現在は、フィリピンを拠点とする「エンペラドール社(Emperador Inc)」(Alliance Global Group 持株会社の子会社)が所有しています。
ウイスキーには、ダルモア蒸溜所を筆頭にフェッターケアン、タムナヴーリンなどがキーモルトに使われています。「ダブルマリッジ」と呼ばれる後熟を重視した製法に特徴があります。
2007年には、激化するスコッチウイスキー市場に対応するため、ホワイトマッカイの熟成年数が変更されました。30年以外のウイスキー各熟成年数が13年、19年、22年となり、他のメーカーと比べ変則的な熟成年数が表示されています(現在「ホワイトマッカイ・スペシャル」以外は終売)。日本では明治屋が輸入販売元です。
ホワイトアンドマッカイは、他社のウイスキーとは一線を画す、後熟を2回施した「ダブルマリッジ製法」(別名トリプルマチュアード製法とも呼ばれる)を行っています。
まず、ダルモアやフェッターケアン、トミントゥーンなどのほか、選び抜かれた35種類以上のモルト原酒を混ぜ合わせ(ヴァッティング)、シェリー樽で数カ月後熟。そこへ6種のグレーン原酒をブレンドし、再度シェリー樽で後熟させます。この2段階の丁寧な過程によって、金色の美しいウイスキーを生み出し、蜂蜜と果実の滑らかで豊かなフレーバーを備えた丸く豊潤な香りを放つのです。
ホワイトマッカイの創業当時のボトルデザインをもとに、統一性とファミリー性を考慮し、スタンダード、年号物とも同一ボトルを採用。メインラベルもホワイトマッカイのシンボルである「ダブルライオン」が中央に配されています。この二頭は創業者の二人を表しているとも言われています。
モルトとシェリー香のバランスが良く、フルーツ香も豊富なウイスキー。香り高くスムーズで、深みのあるコクのある味わいが特徴です。元はスタンダードクラスの「ブルーラベル」として販売されていましたが、2007年に「スペシャル」としてリニューアルしました。IWSCで2年連続受賞したウイスキーでもあります。
グラフ |
ライト
リッチ
フルーティー
スモーキー
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風味 |
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飲み方 |
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アルコール度数 | 40% |
熟成年数 | ノンエイジ |
3
香りコクのある濃いはちみつ。
味わいはドライフルーツ。
安価ながらシェリー樽由来の甘口で飲みやすいウィスキー。
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シェリー樽で13年熟成させた、よりまろやかで芳醇な甘い香りが特徴のウイスキー。スムースかつ軽い味わいで、時間の経過による甘味が感じられます。2020年に復活予定でしたが、2021年3月に終売(現時点で保有のある、在庫のみの販売)。
容量 | 700ml |
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アルコール度数 | 40% |
熟成年数 | 13年 |
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スコッチウイスキーの最高峰の一つとも呼ばれる、30年長期間熟成したウイスキー。スペイサイドモルト特有のシェリー香に溢れ、モルト香と樽香も豊かです。長期熟成による深くリッチな色、香りと味わいが魅力です。2010年あたりに終売しています
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商品画像 |
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商品名 |
ホワイトマッカイ スペシャル
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ホワイトマッカイ 13年
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ホワイトマッカイ ブルーラベル
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ホワイトマッカイ 30年
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ホワイトマッカイ 18年
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ホワイトマッカイ 12年
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最安値 |
¥1,309〜
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¥1,399〜
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評価・評判 |
2.9
ライト
リッチ
フルーティー
スモーキー
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5
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4
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(-)
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(-)
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(-)
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風味 | スウィート | - | - | - | - | - |
飲み方 | ロック, ストレート | - | - | - | - | - |
容量 | 700ml | 700ml | 700ml | 700ml 750ml | 750ml | 700ml |
アルコール度数 | 40% | 40% | 43% | 40% | 40% | 40% |
熟成年数 | ノンエイジ | 13年 | ノンエイジ | 30年 | 18年 | 12年 |
商品リンク |
「ホワイト&マッカイ社」はグラスゴーで1882年に会社を設立。ジェームズ・ホワイトと友人のチャールズ・マッカイが、前身の会社を引き継ぎ二人の名前を合わせた新会社を発足しました。創業から間もなく自社ブランドのブレンデッドウイスキー「ホワイトマッカイスペシャルブレンド」をリリースし、イギリスとそのほかの英語圏の国々で成功します。
第二次世界大戦後の1960年にホワイト&マッカイ社は、旧知の仲でダルモア蒸溜所を所有している「マッケンジー・ブラザーズ社」と合併します。
1972年にフェッターケアンとトミントール蒸溜所を買収。さらに1988年にはリースにあるボトリング会社「ウィリアムミュアー社」を買収し、会社の規模を拡大していきます。
1990年には「ジムビーム社」が所有する「アメリカン・ブランズ社」の傘下に入り、1993年に当時スコットランドに五つの蒸溜所を所有していた「インバーゴードンディスティラリーズ社」を買収しました。
そして2007年、インドの「ユナイテッド・ブルワリーズ社」がホワイト&マッカイ社を買収。伝統のダブルマリッジ製法を引き継ぎつつも、原酒の熟成年数を引き上げるなどリニューアルが図られました。
2014年11月にはエンペラドール・ディスティラリーズが4億3,000万ポンドでホワイティ&マッカイを買収し、2021年現在も傘下となっています。
銘柄名 |
ホワイトマッカイ WHIYTE & MACKAY |
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会社 | ホワイト・アンド・マッカイ |
銘柄URL | 公式ページ |
産地による分類 | スコッチ・ウイスキー |