オーシャンラッキー- ウイスキーの日

オーシャンラッキーってどんな銘柄?

オーシャンラッキーは、富士御殿場蒸溜所のモルト原酒を中心にグレーンとともにブレンドしたウイスキーです。使われている仕込み水は、富士山から天然にろ過されミネラルが豊富に含まれた伏流水を使用しています。

キリンディストラリー社が扱う以前に「オーシャンラッキー」として別会社から発売されており、2011年に商品名を持つ幸運なイメージはそのまま引き継ぐ形で「オーシャンラッキーゴールド」として販売開始されました。

香味設計を手がけるのは、富士御殿場蒸溜所のチーフブレンダーの田中城太。熟成したモルト原酒を中心にブレンドすることで、熟成感のある華やかな香りとしっかりとした飲みごたえのある味わいがあります。

大容量ボトルとして販売された訳

大容量ボトルとして販売されたのは、昨今のハイボールの需要の高まりから。ウイスキー市場における大容量サイズの2010年に販売量は、前年比の2割増しになりました。当時販売されていた「キリンウイスキー富士山麓樽熟50°」の2011年の販売数は、前年に比べ約3割増し、大容量サイズも約5割増しとなる需要の高さがありました。その結果を受けて販売されたのが、オーシャンラッキーゴールドです。

オーシャンラッキーの商品一覧

2011年に発売された樽熟原酒の華やかな香りと飲みごたえのある、大容量ブレンデッドウイスキー。貯蔵年数10年~12年樽熟のモルト原酒を主に使用しています。バニラの甘みと樽香を感じられ、ウイスキーらしい熟成感のある味わいが特徴です。2.7Lと4Lの容量が異なる2種類があります。

容量 2700ml 4000ml 16000ml
アルコール度数 37%
熟成年数 ノンエイジ

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オーシャンラッキーの商品比較表

商品画像
オーシャンラッキー ゴールド - ウイスキーの日
商品名
オーシャンラッキー ゴールド
最安値
¥2,200〜
詳細を見る
評価・評判
(-)
風味 -
飲み方 -
容量 2700ml 4000ml 16000ml
アルコール度数 37%
熟成年数 ノンエイジ
商品リンク

オーシャンラッキーを作るキリンディスティラリー富士御殿場蒸溜所の特徴

富士御殿場蒸留所は1973年にウイスキーの生産を開始しました。現在はキリンビールの単独所有になっていますが、もとはシーグラム社とその傘下のシーバスブラザース社、キリンビール社の3社の共同出資で設立されました。

蒸留所は富士山麓の静岡県御殿場市にあり、スコットランドに最も似た気候であることから、この地が生産場所として選ばれました。また、生産されるウイスキーには「おいしい水」として名高い富士の伏流水を使用しています。良質のミネラルを含んだ口あたりの良い軟水で、有機物が非常に少なく、異味異臭がないため、「澄んだ味わいの中に広がる甘い樽熟香」という理想とするウイスキーを作るための重要な要素になっています。

同蒸留所を代表する銘柄は、現在終売中の「富士山麓 樽熟50°」で、「インターナショナル・スピリッツ・チャレンジ」で2年連続金賞を受賞した実力派のウイスキーです。

世界でも稀有な試みを行う蒸留所

富士御殿場蒸留所では、モルトとグレーン、二つの原酒をひとつの蒸留所で蒸留する、世界でも稀有な試みを行っています。設立当初からグレーンウイスキーの自社生産にこだわり、一般的なライトタイプのグレーンウイスキーだけでなく、ミディアムタイプ、ヘビータイプと、香味豊かなグレーンウイスキーを作り続けています。また、生産と貯蔵、ボトリングまで一貫して行っています。

グレーンウイスキーへのこだわり

一般的にグレーンウイスキーの蒸留には、「マルチカラム (多塔連続式蒸留機)」が使用されています。富士御殿場蒸留所では、これに加え「ケトル (バッチ式蒸留器)」や、バーボンで使う「ダブラー」という日本では珍しい蒸留器も併用し、グレーンウイスキーを3種類作り分けています。複数の蒸留器を使うことで、それぞれ特徴が異なるグレーンウイスキーを産み出しているのです。

なお、富士御殿場蒸留所は見学も可能で約70分のツアーを実施しています(2021年3月現在、新型コロナウイルスの影響で休止中)。

オーシャンラッキーの基本情報

銘柄名

オーシャンラッキー

OCEAN LUCKY

会社 キリンディスティラリー
銘柄URL 公式ページ
蒸溜所 キリンディスティラリー富士御殿場蒸溜所
産地による分類 ジャパニーズ・ウイスキー
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