富士- ウイスキーの日

富士ってどんな銘柄?

富士は、2020年にキリンビールが新たに立ち上げた国産ウイスキーの新ブランドとして、シングルグレーンウイスキーの「キリンウイスキー 陸」とともに発売されました。富士山の麓にあり、富士の伏流水を仕込み水に使用していることでも有名な富士御殿場蒸溜所で作られています。

富士は「Pure & Mellow(清らかでいて滋味深い味わい)」を意識し、個性豊かでそれぞれに香味特長のある3種類のグレーンウイスキー原酒をブレンド。富士御殿場蒸溜所のグレーンウイスキーを代表する清らかな中に広がるフルーティで芳醇なスタイルのウイスキーです。

なお、2020年には世界的な酒類品評会の「インターナショナル・スピリッツ・チャレンジ 2020」のジャパニーズウイスキーカテゴリーにて、「ゴールド」を受賞しています。


<<3種類の原酒をブレンド>>
富士には個性豊かでそれぞれに香味特長が異なる3種類のグレーンウイスキー原酒がブレンドされています。香味的に豊かでヘビーな「バーボンタイプ」、柔らかい口当たりながらも味わい深くフルーティな「カナディアンタイプ」、連続式蒸留のスッキリとした味わいでライトな「スコッチタイプ」のグレーンウイスキーの3種です。

特に、個性の強いバーボンタイプのしっかりした味わいが前に出すぎないよう注意を払いつつ、原酒それぞれの特長を最大限にいかして作られました。キリンウイスキーのマスターブレンダーの田中城太が手がけています。
ロゴには「ウイスキーを自由に」という思いが込められている
「ウイスキーを自由に解放していく」という理念を掲げているキリンでは、富士のロゴにも同じ意思を込めています。「フジ(Fuji)」と「フリーダム(Freedom)」「ファイネスト(Finest)」という3つの「F」の意味を込めたロゴになっています。この「F」というアルファベットは、ジョン万次郎のノートに残っていたユニークな字体の文字を参考にデザインしたそうです。

富士の商品一覧

3種類のグレーンウイスキー原酒をブレンドしたウイスキー。ほんのり甘く豊かな樽熟香、白ブドウやオレンジピールを想わせる華やかなフルーツ香と、ほのかにライ麦パンやシナモンを想わせるスパイシーさがあります。優しくほんのりとした甘さと共に、香木をほのかに感じさせる心地よいウッディ―さやスパイシーさが余韻として心地よく続くのが特徴です。

通常、ウイスキーを飲むときに使われるグラスはロックグラスや小ぶりのウイスキー用のチューリップ型のグラスですが、富士では大ぶりのワイングラスを提案しています。

容量 700ml
アルコール度数 46%
熟成年数 ノンエイジ

5 甘くて優しい香り。

よしき - ウイスキーの日
よしき
2022.04.12

ログインしていなくてもレビューできます /

富士の商品比較表

商品画像
富士 シングルグレーンウィスキー - ウイスキーの日
商品名
富士 シングルグレーンウィスキー
最安値
¥4,928〜
詳細を見る
評価・評判
(-)
風味 -
飲み方 -
容量 700ml
アルコール度数 46%
熟成年数 ノンエイジ
商品リンク

富士を作るキリンディスティラリー富士御殿場蒸溜所の特徴

富士御殿場蒸留所は1973年にウイスキーの生産を開始しました。現在はキリンビールの単独所有になっていますが、もとはシーグラム社とその傘下のシーバスブラザース社、キリンビール社の3社の共同出資で設立されました。

蒸留所は富士山麓の静岡県御殿場市にあり、スコットランドに最も似た気候であることから、この地が生産場所として選ばれました。また、生産されるウイスキーには「おいしい水」として名高い富士の伏流水を使用しています。良質のミネラルを含んだ口あたりの良い軟水で、有機物が非常に少なく、異味異臭がないため、「澄んだ味わいの中に広がる甘い樽熟香」という理想とするウイスキーを作るための重要な要素になっています。

同蒸留所を代表する銘柄は、現在終売中の「富士山麓 樽熟50°」で、「インターナショナル・スピリッツ・チャレンジ」で2年連続金賞を受賞した実力派のウイスキーです。

世界でも稀有な試みを行う蒸留所

富士御殿場蒸留所では、モルトとグレーン、二つの原酒をひとつの蒸留所で蒸留する、世界でも稀有な試みを行っています。設立当初からグレーンウイスキーの自社生産にこだわり、一般的なライトタイプのグレーンウイスキーだけでなく、ミディアムタイプ、ヘビータイプと、香味豊かなグレーンウイスキーを作り続けています。また、生産と貯蔵、ボトリングまで一貫して行っています。

グレーンウイスキーへのこだわり

一般的にグレーンウイスキーの蒸留には、「マルチカラム (多塔連続式蒸留機)」が使用されています。富士御殿場蒸留所では、これに加え「ケトル (バッチ式蒸留器)」や、バーボンで使う「ダブラー」という日本では珍しい蒸留器も併用し、グレーンウイスキーを3種類作り分けています。複数の蒸留器を使うことで、それぞれ特徴が異なるグレーンウイスキーを産み出しているのです。

なお、富士御殿場蒸留所は見学も可能で約70分のツアーを実施しています(2021年3月現在、新型コロナウイルスの影響で休止中)。

富士の基本情報

銘柄名

富士

FUJI

会社 キリンディスティラリー
銘柄URL 公式ページ
蒸溜所 キリンディスティラリー富士御殿場蒸溜所
産地による分類 ジャパニーズ・ウイスキー
関連銘柄の記事