オークマスター- ウイスキーの日

オークマスターってどんな銘柄?

オークマスター樽薫るは、炎で焼かれたオーク樽で熟成させたウイスキー原酒を、長い年月をかけて磨かれた富士の伏流水で仕上げたブレンデッドウイスキーです。

「オークマスター」はかつて、ワインなどで有名なメルシャン株式会社が製造していた銘柄。メルシャンは2007年にキリンの子会社になっており、その後も販売が継続されていましたが、2011年に終売となっていました。

終売から5年の時をへて、2016年に「オークマスター樽薫る」の販売が開始されました。これと同時にブレンド用の原酒(モルトとグレーン)の製造を軽井沢から富士御殿場蒸留所に変わりました。

「森の風薫る」誕生とともに改良

2019年には、オークマスター樽薫るの廉価版としてアルコール分を37%に引き下げ、ハイボール向けに特化した「オークマスター森の風薫る」が発売されました。

これに伴い、オークマスター樽薫るは全面改良を実施。原材料にモルトとグレーンのほか、スピリッツが含まれるようになり、事実上のコストダウンが計られ、ハイボールのほか、オン・ザ・ロックでも楽しむ事を想定したブレンドに見直されました。

樽の内側を焦がすチャーリング

使用するオーク樽は、樽の内側を焦がすチャーリングの工程を行っています。この工程により、香味豊かな蒸留液をウイスキーへと育む力を得て、華やぎある「薫香」が楽しめるウイスキーに仕上がるのです。

オークマスターの商品一覧

2016年に発売されたウイスキー。炎で焼かれたオーク樽で熟成させたウイスキー原酒を使用しています。複雑な樽香とフルーティなエステルややシャープなアタックがあります。ほのかな甘味と原酒の厚み、熟成香が柔らかに感じられるのが特徴です。

容量 640ml 2700ml 4000ml 16000ml
アルコール度数 40%
熟成年数 ノンエイジ

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1999年に発売され、現在は終売しているウイスキー。メルシャン自社販売時代末期の2007年には、価格以上の熟成感を実現していました。オーク樽で熟成させたモルト原酒を使った樽の香りが冴え渡る辛口ウイスキーで、モルティーな味わいが特徴です。

容量 660ml
アルコール度数 37%
熟成年数 ノンエイジ

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2019年に発売された、新緑を想わせるオーク樽で熟成させた清々しい香りのウイスキー原酒を、長い年月をかけて磨かれた富士の伏流水で仕上たウイスキー。新緑の清々しい香りと樽香、爽やかな香りで優しい口当たりで、ほのかな樽の味わいが特徴です。炭酸と相性が良くハイボールに合うウイスキーです。

容量 640ml
アルコール度数 37%
熟成年数 ノンエイジ

3 安めのウイスキー。なんか惜しい。雑味が多いような気がする

くま - ウイスキーの日
くま
2022.01.30

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オークマスターの商品比較表

商品画像
オークマスター 樽薫る - ウイスキーの日
オークマスター 樽薫る 辛口 - ウイスキーの日
オークマスター 森の風薫る - ウイスキーの日
商品名
オークマスター 樽薫る
オークマスター 樽薫る 辛口
オークマスター 森の風薫る
最安値
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¥1,180〜
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評価・評判
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風味 - - -
飲み方 - - -
容量 640ml 2700ml 4000ml 16000ml 660ml 640ml
アルコール度数 40% 37% 37%
熟成年数 ノンエイジ ノンエイジ ノンエイジ
商品リンク

オークマスターを作るキリンディスティラリー富士御殿場蒸溜所の特徴

富士御殿場蒸留所は1973年にウイスキーの生産を開始しました。現在はキリンビールの単独所有になっていますが、もとはシーグラム社とその傘下のシーバスブラザース社、キリンビール社の3社の共同出資で設立されました。

蒸留所は富士山麓の静岡県御殿場市にあり、スコットランドに最も似た気候であることから、この地が生産場所として選ばれました。また、生産されるウイスキーには「おいしい水」として名高い富士の伏流水を使用しています。良質のミネラルを含んだ口あたりの良い軟水で、有機物が非常に少なく、異味異臭がないため、「澄んだ味わいの中に広がる甘い樽熟香」という理想とするウイスキーを作るための重要な要素になっています。

同蒸留所を代表する銘柄は、現在終売中の「富士山麓 樽熟50°」で、「インターナショナル・スピリッツ・チャレンジ」で2年連続金賞を受賞した実力派のウイスキーです。

世界でも稀有な試みを行う蒸留所

富士御殿場蒸留所では、モルトとグレーン、二つの原酒をひとつの蒸留所で蒸留する、世界でも稀有な試みを行っています。設立当初からグレーンウイスキーの自社生産にこだわり、一般的なライトタイプのグレーンウイスキーだけでなく、ミディアムタイプ、ヘビータイプと、香味豊かなグレーンウイスキーを作り続けています。また、生産と貯蔵、ボトリングまで一貫して行っています。

グレーンウイスキーへのこだわり

一般的にグレーンウイスキーの蒸留には、「マルチカラム (多塔連続式蒸留機)」が使用されています。富士御殿場蒸留所では、これに加え「ケトル (バッチ式蒸留器)」や、バーボンで使う「ダブラー」という日本では珍しい蒸留器も併用し、グレーンウイスキーを3種類作り分けています。複数の蒸留器を使うことで、それぞれ特徴が異なるグレーンウイスキーを産み出しているのです。

なお、富士御殿場蒸留所は見学も可能で約70分のツアーを実施しています(2021年3月現在、新型コロナウイルスの影響で休止中)。

オークマスターの基本情報

銘柄名

オークマスター

OAK MASTER

会社 キリンディスティラリー
銘柄URL 公式ページ
蒸溜所 キリンディスティラリー富士御殿場蒸溜所
産地による分類 ジャパニーズ・ウイスキー
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