長野県にある信州マルス蒸溜所で生産されたモルト原酒に、グレーン原酒が配合されたブレンデッドウイスキー。一部に輸入原酒も使われています。モルトの配合比率が高く、本坊酒造のウイスキーの中ではトップクラスです。
ウイスキー文化研究所の代表を務める土屋守氏がテイスティグ選定をした後に、熊本のバーテンダーたちが絞り込む形となりました。
2016年に熊本地震が発生し、被災したバーテンダー有志が熊本バーテンダーズ プロジェクト(KBP)を設立。本坊酒造は協力会社として参加。
熊本バーテンダーズ プロジェクト企画のウイスキーをリリースし、売上の一部を熊本城災害復旧支援金へ寄付しました。商品のラベルには熊本城が描かれています。
商品画像 |
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商品名 |
KBP 熊本バーテンダープロジェクト
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最安値 |
-
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評価・評判 |
(-)
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風味 | - |
飲み方 | - |
容量 | 700ml |
アルコール度数 | 43% |
熟成年数 | ノンエイジ |
商品リンク |
1985年に長野県中央アルプス駒ケ岳のふもとにて、本坊酒造株式会社がマルス信州蒸溜所を建設。深い霧に覆われていて、冷涼で、冬にはマイナス15度が珍しくない寒冷地に位置しています。
「日本の風土を活かした、本物のウイスキーを造りたい」と望み続けていた本坊酒造にとって、この地は理想郷でした。
ウイスキー造りに欠かせない仕込み水は、地下120メートルの花崗岩質土壌から汲み上げられた地下水を使用。これはアルプスの雪解け水をたたえていて、天然のミネラル成分を含有。ウイスキーに適している硬度30ppm以下の軟水でもあります。
冷涼な気候は発酵過程を安定させて、しっかりと樽熟成させることにも効果的。霧がウイスキー樽に適度な湿気を与えることによって、熟成を促します。
本坊酒造にて本格的な国産ウイスキーを開発した岩井喜一郎。彼は「国産ウイスキーの生みの親」と呼ばれる竹鶴政孝を、イギリスへ送り出した人物でもあります。
当時は摂津酒造の常務取締役だった岩井喜一郎。摂津酒造がウイスキーの国産化を決定したことにより、岩井喜一郎は部下の竹鶴政孝をスコッチウイスキーの本場であるスコットランドへ派遣。
日本の本格ウイスキーの創生を託された竹鶴政孝は、日本人として初めてウイスキー造りを学びました。帰国して、ウイスキー造りの実習報告書を岩井喜一郎に提出。この報告書は国産ウイスキー造りの原点となり、竹鶴ノートと呼ばれています。
第一次世界大戦による戦後恐慌が始まり、摂津酒造の経営が悪化。国産ウイスキーの製造計画が中止され、じきに竹鶴政孝は摂津酒造を退社。その後、寿屋にて国産第1号のウイスキー生産に従事。岩井喜一郎は大阪帝国大工学部の醸造学科講師に就任しました。
銘柄名 |
KBP 熊本バーテンダープロジェクト KBP Kumamoto Bartender Project |
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会社 | 本坊酒造 |
蒸溜所 | マルス信州蒸溜所 |
産地による分類 | ジャパニーズ・ウイスキー |